九州に住んでいる僕にとって、東京はちょっとした非日常だ。
40代後半、妻子持ち。
普段は仕事をして、家に帰って、家族と過ごす。
そんな普通の生活をしているから、時々東京へ来ると、普段とは少し違う時間を過ごしたくなる。
今回会ったのは、プロフィール写真を見たときから気になっていた女性。
指名料は4,000円。
写真を見る限り、派手な美人というより清純派。
笑顔が印象的で、いかにも夜の世界という雰囲気がない。
お酒も好きらしい。
それなら、いきなりホテルへ行くより、一杯飲んでから行くのもいいか。
そんな軽い気持ちで予約した。
このときは、まさかバーだけで2時間も過ごすとは思っていなかった。
待ち合わせ|写真通り。でも少しだけ違う
待ち合わせ場所で彼女を見つけた。
最初の感想はシンプルだった。
「写真通りだな」
強いて言えば、写真より少しふっくらしているように見える。
でも、ほとんど気にならない程度。
それより印象的だったのは、普通っぽさ。
笑顔でやってくる姿は、街中に普通にいそうな女性そのものだった。
明るくて元気。
でも最初から馴れ馴れしいわけではなく、ちゃんと初対面の距離がある。
この感じ、嫌いじゃない。
むしろ僕には妙に懐かしかった。
「昔、こういう雰囲気の子と飲んだことあったな」
誰か特定の女性に似ているわけじゃない。
昔、飲み会なんかで知り合って、その日のうちに仲良くなった女性たち。
あの頃の空気感に少し似ていた。
まずはバーへ
そのままホテルには行かず、二人でバーへ。
彼女がお酒好きなのはプロフィールで知っていた。
一杯か二杯。
30分、長くても1時間くらい。
それからホテルへ行けばいい。
最初はそのつもりだった。
乾杯して話し始める。
仕事のこと。
趣味のこと。
東京のこと。
どうでもいい話も含めて、思った以上に会話が続く。
彼女はよく笑う。
こちらも話していて疲れない。
何より、変に営業されている感じが薄かった。
気づけば二杯目。
「まあ、もう少しいいか」
この時点では、まだ時間を気にしていなかった。
1時間経過|まだバーにいる
時計を見て、少し驚いた。
もう1時間。
普通ならそろそろホテルへ向かっている。
でも、この日は不思議と急ぐ気にならなかった。
むしろ、この時間自体が妙に楽しい。
そして、少し酔ってきたころに気づいた。

